アイアンマン3―あらゆる意味で、さらばアイアンマン―


バカな子供とバカな大人(自分も含め)に大人気な闘う超合金アイアンマンが帰ってきた!!
完結編となる今回の内容には驚かされたよ!ガッカリだよ!!
金返せ!!
*力強くネタバレしています。

カラッポ貞操観念が引き起こした悪夢

時間を巻き戻して、1999年のある夜。トニーは生物科学者のマヤ・ハンセンと一夜限りの関係を築いていた。
時は流れて現在。トニーのヤンチャなチンチンが大暴走した、あの夜のマヤとの即席肉体関係が全米を恐怖に陥れる自爆テロ事件に発展していたのだ!!
「コイツ、またチンチンという幼稚な言葉を自在に操ってテキトーなこと言ってる…。」などと思うかもしれないが信じてくれ!!これが『アイアンマン3』の内容なのだ!!

武闘派エイリアンと大激突したアベンジャーズ事件でトニーは心に深刻なダメージを負っており、パニック障害不眠症に悩まされていた。
ちょうどその頃、アメリカはマンダリン率いる謎のテロ組織の攻撃に悩まされていた。
その攻撃にトニーのお友達のデブ、ハッピー・ホーガンが巻き込まれてしまう。
大激怒したトニーは鼻息を荒くして、報道記者たちの前で自宅の住所を公開。ノーガードな復讐宣言をしてしまうのであった……。

億万長者が一夜にしてホームレス

自発的に個人情報を流出させたトニーは新型アーマー「マーク42」で身を固めていた。そんな緊張感高まる中、トニーの家にやって来たのは、かつてトニーと体を重ねた女性マヤであった。更にそこへ、ナイスタイミングでトニーの最愛の女性ペッパーも出てきてしまった為にトニーの家に別の緊張感が充満し始めた、まさにその時、今が最大のチャンスと言わんばかりにテロリストの武装ヘリコプターがトニーの家に爆撃訪問。
しかも、頼みの綱のマーク42は未完成のアーマーだったため大した戦力にはならない!!どうするよ?
トニー!!
何で他のアーマーを装着していなかったんだ?トニー!!

意識を失うまでテロリストと戦い続けたトニー。再び意識を取り戻したとき…彼はホームレスだった
傷ついた体でトニーは、機能停止したマーク42を引きずり雪が降り積もる夜道に消えていくのであった。

トニー大復活!!
しかし、その姿はもはやアイアンマンではなかった…。

このままで終わるはずがない!!自業自得という事実をシカトしてトニーはマーク42を修理するため、何一つ迷うことなく民家に不法侵入し、その家の子供を部下にして逆襲計画を企てる。
ところが、いっこうにマーク42は再起動しない。覚悟を決めたトニーはホームセンターで大量に購入した材料で手際よく武器を作り、体中にトッピングし高学歴なのか低学歴なのかイマイチ分からないルックスでテロリストのアジトへ殴り込む。
いつもの僕なら心の中で「いっけー!!トニー!!」と叫ぶのだが、今回は「それは違うだろ。トニー。」と冷めた視線をスクリーンに送っちゃってね…。
僕らは高いチケット料金を払って、武装して大暴れするホームレスを観に来たんじゃない!!全身凶器のアイアンマンを観に来たんだ!!
そんなピュアな願いもむなしく中盤からアイアンマンの出番がドンドン減っていき、「実はこの『3』を撮った監督ってアーマーには興味無いのでは?」という疑惑がドンドン大きくなり、そして迎えたテロリストとの最終決戦でハッキリしたよ。この監督はアーマーに対する興味も愛も無いってことが……もしかして武装したホームレスに興味があるのか?