帯ひろ志先生へ。

去年『がんばれゴエモン』の新装版が発売され、発売日に全速力で本屋さんに走った。もちろん気分は最高だった。
帯先生のゴエモンがドンドン復刊して店頭を埋め尽くして欲しいとも願った。
だけど、昨日そんな妄想を停止させるような衝撃的な記事を目にした。

帯ひろ志先生が亡くなった。

先生が描くゴエモンは、バカでマヌケでドスケベだけど悪党は絶対に許さない!!
その姿はまさに少年誌のかがみ。原形をとどめない程に変わり果てた姿にコナミはどー思ったのか分かりませんが、小学校低学年の僕は彼から勇気と笑いを注入された。とは言うものの先生のゴエモンと言えば、真っ先に話題に出るのは「ヤエちゃん」ですよね。

ヤエちゃんが体ひとつで繰り出す男性娯楽は、日本中の男子小学生の未発達な下半身に衝撃を与えた。
バカ正直に少年誌をやっているコロコロに付かなくて良かったと今でも思う。

ヤエちゃんが初めて人魚の術を披露した回は今でも鮮明に覚えていてね。同級生のバカと一緒に飢えた野良犬のように、そのページに喰い付いていたよ。まぁ、小学生時代の思い出って、それしか覚えてないんですが(笑)。修学旅行の思い出をも吹き飛ばす帯先生のエロス!!

これからも帯先生の作品を愛し続けて、明日も元気よく出勤します。
じゃあね。先生!!