『アナと雪の女王』−男は邪魔だ! すっこんでろ!!−

   のび太がソーセージ片手にかわいいオスとじゃれ合っている中、ディズニーが我が国に送りこんだ新作は、姉妹が命がけでじゃれ合う『アナと雪の女王』だった。
      まさかディズニーが百合を武器にして攻め込んでくる日が来ようとは…。
                                 
国内外問わず高い評価を受けている本作ですが、一部では「ディズニーが同性愛に踏み込んだ。」と話題になり、登場人物たちのさり気無く見せる仕草や演出から「性」の情報を解読しようと試みる熱心な方まで現れる始末。子供向け映画に隠された大人な真偽はどうであれ、知ったことじゃない!! このブログでは、そのようなデリケートな「性」を論じる場ではないのでね。
ここで扱う「性」はチンチンとかおっぱいとか、頭の悪いガキと頭の悪い大人が喜ぶような「性」です!!

王家に生まれた仲の良い姉妹が大喧嘩したら国が滅びそうになるという何だがスケールが大きいんだか、小さいんだかよく分からいが破壊衝動みなぎる設定の本作。
姉のエルサは生れつき体に魔力を宿しており、素手で触れたものは何でも凍らせてしまう。親の育児方針によってエルサは両手に手袋着用を義務付けられた上に、その力が恐怖の対象にならぬよう、人目が届かぬよう自宅で軟禁
妹のアナは同じ城に居ながらも会えない姉をただただ心配し、恋しく思う気持ちは募る一方。連れションすらも許されない哀しい環境下で姉妹は育っていく。


何も変わらぬまま3年という月日が流れてしまう。だが、その年は違った。
エルサが成人したのだ。彼女を祝うための戴冠式が催され、特別に城の門が一日だけ開き、多くの人が城に招かれた。ゾロゾロと城内に押し寄せる客人の中にアナは一人の王子と運命的な出会いを果たし、男に対して免疫が無かったアナは、その日に会ったばかりの王子と婚約までしてしまう貞操観念の低い決断ですが、その日であった男と上映終了までに結婚するのはディズニー・プリンセスたちが意地でも守ってきた掟なので仕方ない。
エルサはしっかり者だったので妹の常軌を逸した考えには猛反対。王子様は二人を仲裁することもなく呆然と見ているだけで、まるで役に立たない。そしてアナは「お姉ちゃんは愛を知らないくせに!!」と言い放ってしまう。
本人は貞操観念無いくせにね。説得力は全然無いが、この言葉がエルサの逆鱗を刺激して今まで抑え込んできた魔力が大暴走。怒りの吹雪が城も国、民のハートも凍らせる。


迫害を恐れダッシュで逃亡するエルサが辿り着いたのは、何もない険しい山。普通の女の子なら「この先、どうなっちゃうんだろ…。」と路頭に迷うが、エルサは「これが本当の私なんだ!!」と自分自身を受け入れ、踊って歌いながら城を建て始め、ついでに堅苦しいドレスも整った髪型も変えて、エロ味満点のド迫力姉ちゃんに生まれ変わっていった
エルサはゴキゲンだけど、未だ魔法が解けぬ国で生活する民たちは堪ったもんじゃない。
アナは「お姉ちゃんの機嫌が直れば、魔法は解けるかもよ。」とこれまた全く根拠の無い理由を述べ始め、近所のコンビニに出かける程度の気持ちで姉の待つ氷の城へ辿り着き。「おーい、お姉ちゃん。」と門を叩くのでした。

壮大な物語を期待して、これから観に行こうとしている人にとっては物足りない内容かもしれませんが、大金を投入して作り上げた歌と踊りの映像と姉妹のじゃれ合いは最高水準なので是非とも大スクリーンで堪能して欲しいです。

                                 
                                  国外からも高く評価されている、松さんの美声!!

                                 
                           歌や踊りもいいけど、やっぱり姉妹のじゃれ合いが最高!! もう結婚しちゃいなよ!!