『きいろいゾウ』〜ムコさん、今度はお茶の間ですよ!〜

記憶を巻き戻すこと、2013年の3月。
僕は映画『きいろいゾウ』に一目惚れした。


そして、2013年8月2日。僕のもとにはフライングして1日に『きいろいゾウ』のBDが届いた。
僕はこの日のために会社の歯車となって必死に働き…いや、この日のためだけに生まれてきたと言っても過言ではない
そのぐらい感無量なのだ。
いまさら、この映画について説明など不要であるが、この映画をこれから鑑賞する方にこっそり伝えておきたいのは、この『きいろいゾウ』は夫婦の幸せフルチャージな生活を描いた映画ではないので、例えレンタル店のラブストーリーの棚に堂々とした態度で置いてあっても騙されてはいけない。
この映画は以前ブログでも紹介した通り、向井理さんが演じる過去に繋がれた旦那・ムコと宮崎あおいたん演じる精神年齢・幼稚園児レベルの規格外な妻・ツマが互いに身も心も寄りそって温めあっているはずなのに、なぜか擦れて磨滅し、痛みと涙だらけの毎日を無理矢理送り続けて傷だけがどんどん広がって行く…。
そんな観ているだけでウンザリするような夫婦間の傷を修復するため、妥協も傷の舐め合いも命がけで行う。

この映画は、そんなどこにでもいるギリギリの夫婦のお話です。

だからと言って、「そうか、じゃあ…。」と鬱な感情に負けて肩を落とすのはまだ早い!!
確かに欝なお話ですが、あおいたんがアリンコやクモと勝手に会話を繰り広げるなど『風の谷のナウシカ』とは一味違った手加減の無いファンタジーが欝なムードをほどよく中和してくれる親切設定があるので、安心してご鑑賞頂きたい。



この日のためだけに一生懸命描き上げてみました。
僕はあおいたんのカエルみたいな顔が大好きなのだ。