―ブラッド・サバス―命がけのフォール・イン・ラブ

「女体地獄」、
「悪魔」、「乱交儀式」
そして「無修正」と、
はしたない言葉の数珠つなぎ。
手に取らずにはいられないハードコアな邦題。
しかし、その中身は非常に純度の高い恋愛映画であった！

＊今回予告編はございません。
気になる方は是非とも、ご自分の目でお確かめ下さい。
ごめんね。

〜内容〜

ベトナム帰還兵のデイビッドはあての無い旅を続けていた。そんな旅の道中、頭のネジが外れた凶暴な裸女軍団の強襲に遭うという、実に潔い男性娯楽映画的なオープニングでこの純愛物語は始まる。


逃亡の最中、足を滑らせ土手を転げ落ちて意識を失ってしまったデイビッド、目を覚ますとそこには広大な湖と、そこに住む美しい妖精ヤーラ。
彼女とは初対面でありながらも「今度、いつ会える？」と意地でも、お近づきになろうとするデイビッド。
ヤーラは「じゃあ、明日ね。」と言い残し湖に消え、デイビッドは再び意識を失う。

再び目を覚ましたデイビッドが見たものは、ヨボヨボのジジィでした。悪夢だ。

デイビッドは裸女軍団から受けた傷を癒すため、ジジイの薄汚い小屋で強引に寝泊り開始。彼の本当の目的は「湖のあの子」でした。
ジジイは「傷が癒えたら、すぐにここを離れろ、湖には近づくな。」と警告するも、デイビッドは全力でシカトして湖へ急行。そして、そこにはヤーラの姿が。
お互いに惹かれ合う二人は、目に見えぬ引力で何度も何度もチューを重ねて愛を分かち合う。
「このままではヤーラたんの貞操が、貞操がっ！！」と世界中のボンクラ男子たちが鼻息を荒くし始めたとき、
ヤーラは突然「ごめんなさい…。魂の有るあなたと魂の無い私とでは住む世界が違うの。」と言い放ち、再び湖へと帰っていくのであった。
すん止めを喰らったデイビッドのハートは崩壊寸前。「どうすれば、チューの先へ進めるんだ……。」男はしばし湖に向かって体育座りで沈黙した。

そんなある日、
デイビッドはジジイが幼女の手を引き、山へ向かっている姿を目撃する。
話を聞けば、この村では毎年、山に住む魔女に子供の魂を捧げる悲しい掟があることを知る。
デイビッドは村人にびた一文同情することなく、「僕が代わりますよ。ちょうど、魂捨てたかったし。」と何の迷いも無く、魔女に会うため、ヤーラと一緒にチューの先に辿り着くため、彼は力強く山を登る。

そして、念願の魔女に出会い、自発的に魂を捧げようとするのだか、魔女は「ヤーラは気まぐれな女よ。魂を抜いても彼女が振り向いてくれなかったら、お前はどうする？ポイ捨てされたらどうする？愛も魂も無いお前はどうする？」と緩やかに脅迫するも、デイビッドのヤーラに対する、揺るぎ無い愛のボルテージは聞く耳持たず儀式は強行された。

かくして、魂をポイ捨てした値下げ野郎デイビットは狂喜乱舞して湖に全力ダッシュするのだが…。

もうぉー、この映画最高です！僕はこういう恋愛映画を待ってたんですよ！！待ってたんですよって、この映画１９７２年の日本未公開作品なんですがね。
少し前に話題になった異種交際映画『おおかみこどもの雨と雪』なんて甘い甘い！！
全力で相手のことを大切に思うなら、先ずは魂をポイ捨てしろ！！話はそれからだ！！

ブラッド・サバス 女体地獄 悪魔の乱交儀式 ヘア無修正版 [DVD]

さぁ〜安いよ安いよ〜妖精とのフォール・イン・ラブが安いよぉ〜