カイト

1998年に誕生して以来、国内外でカルト的な支持を得続けているアニメ『A KITE』が遂に実写化された。しかも、ハリウッドで!!
日本が原作なので優越感が込み上げてくる。が、しかし、何だが宣伝不足な気がするんですが…。トム・クルーズの『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の公開時は大いに騒ぎ立ててたくせに、この温度差は何だ!!
カイトの原作が18禁エロアニメだから、敬遠しているのだろうか…。


原作『A KITE』は梅津泰臣さんが、原作、脚本、キャラクターデザイン、絵コンテ、監督とまぁ、つまり、ほとんど自分でやっちゃったような作品で、その内容は両親を殺された少女 砂羽の復讐劇である。彼女はある男に引き取られ、殺人スキルを叩き込まれて殺し屋に急成長。これで復讐に旅立てる。
ところが、世の中は甘くなかった。
男は砂羽にセックスさせろと要求。体を弄ばれ屈辱的な日々を送るも、親の仇をブチ殺すことを夢見て耐え続けるのであった。
まさに18禁のカガミと言っても過言ではないエロバイオレンスな要素満載のアニメだが、実写版の年齢指定は15。
クソ!! おっぱいの1つも出やしないじゃないか!!

でも、おっぱいは出さずともバイオレンスだけは抜かり無し。
原作版の名シーンの1つであるエレベーターの惨殺シーンの再現率は高かった。


そうなってくると、今度はもう1つの名シーンである落下シーンも期待しちゃうじゃないですか。
砂羽がビルから落ちて、車に乗って、その車が、別の車に乗って駅に落ちて、最後に看板が落ちて来て大爆発する巨大ピタゴラスイッチ。いかにもハリウッド向けである。
なのに、実写版では二階程度の高さから落ちるだけ。多分、予算的な理由なんだろうな…。

でも、実写版の最大の魅力は、砂羽を演じたインディア・アイズリーのド根性にあると思う。
エロい演技にもハードなアクションにも体を張るし、おまけにキューピー人形みたいな愛くるしい表情。たまらん!!

←アイズリーたんの美しいハイキック!!


→アイズリーたんに馬乗りされゴキゲンなデブ。
このあと直ぐに殺される。



そうそう、あと彼女はアニメが大好きとのこと。
何だかアイズリーたんと僕との間が急接近したような気がしてきましたよ!!

いや、そもそもアイズリーたんは本当に良い子なんだよなぁ。
『カイト』の話から脱線しちゃいますけど、僕が彼女を初めて観たのは『アンダーワールド 覚醒』という映画なんですが、この頃からそんじょそこらの小娘とは一味も二味も違う魅力が滲み出ていた。それはまさに大女優の素質。

見よ!!この凄い顔!!
このくらい出来なきゃ、大女優にはなれないのだ!!