映画のちょっと良い話。

今日は会社がお休みなので映画館に行ってきました。
いつもと違って今回は会社の同僚と一緒でね。この子は本当に良く出来る仕事熱心な我が社の最終決戦兵器なんですが、だだ彼は「君は映画以外に何かないのかね? 寂しい人生だね。」と僕の映画ライフだけでなく人生観まで踏みにじる男だった。

そんな彼と本日観てきたのは童貞と巨大竜巻が激突する映画『イントゥ・ザ・ストーム』(感想は後日)。
本編終了後、最終兵器君はエンドロールも観ずにとっとと席を立つのかと思ったら、神妙な面持ちでスクリーンを眺めていた。館内が明るくなると同時に彼は「君が映画を観続ける理由がわかったよ。映画って良いね。」と初めてエロ本を手にした中学生男子のようなキラキラした瞳で言い放ち、その言葉に僕の心はジ〜ンとなった。

気を良くした僕らは、麻薬パワーで超人に覚醒した巨乳の悲劇を描いた『ルーシー』(感想は後日)も観た。まさかの二本立てであった。
映画は人の心さえも動かしてしまうのだ!!
もちろん、『ルーシー』のエンドロールも最後まで一緒に観た。すると彼は僕以上に鋭く、そして的確な映画評論を披露し始めた。

僕は焦りを禁じえなかった。僕だって映画好きの端くれ。仕事だけでなく映画を語る点においても彼に負けたら、いよいよ自分の今までの人生が何だったかの分からなくなってしまう。浅知恵しぼって出した僕の評論は「『イントゥ・ザ・ストーム』は竜巻でスカートが捲れ上がるシーンがあればもっと面白くなったはず!」だった。
人生を賭けて積み上げてきたもの全てが砂山のごとく崩れ去るのを感じた。


でもまぁ、何はともあれ、今日は凄くハッピーな1日だったので記念に1枚!!