『パシフィック・リム』 〈僕たちの巨大ロボ・怪獣編〉

　
今回は命の次に大切な生活費を豪快に使って２Ｄ字幕版と３Ｄ吹き替え版、合計３回観てきました。それでもまだまだ物足りません！！　もっともっと観たい！！　「連日の猛暑で頭がいかれたんですか？」と誤解されるかもしれませんが…生きているうちにこんなステキな映画に出会えて、本当に良かった。
この映画で描かれている世界観、巨大ロボ、怪獣、そしてパイロットたち。どれをとっても一度では味わい尽くせないほど奥が深いのです。あと、映画館の売店で売っているパンフレット、８００円もするけど情報満載なので昼飯代を犠牲にしてでも買いましょう。
また、今回の感想文は前編（僕たちの巨大ロボ・怪獣編）・後編（結婚したいパイロット編）に分割してお届けします。
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
予告編が全てを物語っている通り、この映画は「怪獣と巨大ロボが激突して殴り合う」という『ゴジラ対メガロ』のような壮大で幼稚なロマンが炸裂した燃えるようなハイパー超傑作です。
だけど安心して頂きたい『ゴジラ対メガロ』は出演者が全て男でしたが、『パシフィック・リム』では物凄いヒロインが出てきますよ。（ヒロインの詳細については後編でお話します。）

予告編が全てを物語っているので、この映画で大暴れする巨大ロボと怪獣、そしてこのステキな映画を撮った監督についてお話します。
この映画を撮ったギレルモ・デル・トロ監督は後戻りできないほど日本の漫画、アニメ、特撮…つまり日本の誇りと断言できるこの文化が大好きな大オタクなんです。（ちなみに監督の娘もオタク。）

そんな他人事とは思えない、近所ぐらいの距離感を維持し続けているトロ監督は怪獣と巨大ロボの本質を間違いなく理解している。（昔、ミサイルごときで死んじゃうデカいトカゲをゴジラと主張した恥知らずな勘違い監督とはえらい違いだ。）
それ故に本作では登場する怪獣をモンスターと呼ばず、わざわざＫＡＩＪＵという名前で統一しているのだ。
このことから分かるように、トロ監督の怪獣に対する異常な敬意と愛が感じ取れます。
その上、意地でも海から上陸するゴジラ魂を受け継いだＫＡＩＪＵたちはリアルな生物としてではなく、中に人が入った着ぐるみのようにも見えるし、ダイナミックな雄叫びで大袈裟に威嚇だってする。（基本、基本！！）

ＫＡＩＪＵ軍団を迎え撃つ巨大ロボたちにだって、負けないくらいの愛と敬意がフルチャージされていますよ！！
基地から発進する際は操縦室である頭部が体めがけてパイルダーオン。肘のロケット噴射でパンチ力を瞬間的に高める鉄拳エルボー・ロケット。当然、パイロットは武器の名前を叫ぶ！！（上映中、周りにお客さんがいなければ立ち上がって一緒に元気良く武器の名前を叫びたい！！）
新しいのになつかしい。
一瞬で童心に引きずり戻される…そんな夢のような鋼鉄の世界が火花を散らして繰り広げられる。
また、撃退され死骸となったＫＡＩＪＵには解体屋がアリンコのように群がり、取り出された臓器などは高額な値段で売られ、怪獣の巨大なウンコは栄養満点の最高級肥料になる。そういった「ウルトラマン」シリーズではシカトされ続けてきたＫＡＩＪＵの骨の髄だけでなく、ウンコまでしゃぶり尽くそうとする勇気ある人たちの命がけの生活が描かれているのも本作の魅力の１つである。

特筆すべき事として主人公ロボであるジブシー・デンジャーの描き方がとにかくカッコいいい！！
「コイツなら世界を救ってくれるかもしれない！！行けぇぇぇぇ！！」と自然に思えてきてしまう勇姿に興奮して思わず射精してしまうボンクラ男子が世界中で多発した。なので、ボンクラ男子は映画館に向かう前に替えのパンティーがちゃんと用意されていることを確認の上で鑑賞すること。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

Pacific Rim (パシフィック・リム) ジプシー・デンジャー アクションフィギュア

このフィギュアを握りしめて、バイト先で自慢すれば君はたちまち人気者だ！！

Pacific Rim Original Motion Picture Soundtrack

これぞ男の１枚！！

　
　　　　　　　　　　　　　次は後編（結婚したいパイロット編）で会おうね。