キャビン‐ホラーに抱かれて眠れ‐

頭の良さそうな学生と頭の悪そうな学生が束になって、夏休みに青春とエッチを満喫するため、
人里離れた山小屋に踏み入る。
なんと、その山小屋の地下室には死者を復活させる禁断の書物が眠っていた。
という、言い逃れが出来ないほどに死霊のはらわた丸出しなこの映画。
おまけに、『死霊のはらわた』以外の連中も数珠つなぎで押し寄せる!!


↑こちらが『キャビン』の大元ネタの『死霊のはらわた』。
この映画の監督が後に『スパイダーマン』(アメスパじゃない方の)や『オズ はじまりの戦い』を撮るだなんて、お釈迦様でも思うめぇ。

つまり『キャビン』とは『スクリーム』や『最終絶叫計画』のように過去のホラー映画たちを墓場から掘り起こし、現場で再び大暴れさせるという地獄の再雇用制度なのだ。
「なんだ、パロディかよ…。」だなんて、見放さないで下さいよ!!確かにパロディです!!
ですが、何故、ホラー映画では頭の悪そうな値下げ女は、おっぱい出したと同時に死ぬのか?


何故、無能な体育会系男子とバカはいつもセットで登場するのか?
そして、何故、気高い貞操観念を持った女の子は最後までサヴァイブすることができるのか?
そういった、ウンザリするほど繰り返されてきたホラー映画の鉄の掟。その裏には僕らの想像を
100万光年先を行く驚愕の事実があったのだ!!

ホラー映画にチンチンの先まで染まり切ったボンクラ男子にとっては、最高のひとときを味わえるであろうこの映画。かと言って、家族からは理解されないであろうホラー映画の知識が無い方でも十分に楽しめる親切で血まみれな内容となっております。