ジャンゴ繋がれざる者―漆黒が静かにやって来る―


1858年のテキサス州のどっかの荒野。
寒空の下、冷たい鎖と足かせで繋がれた黒人奴隷たちと彼らを買い取った白人兄弟が
モゾモゾと歩いていた。
その一行の前に当然現れたドイツ出身の歯科医キング・シュルツ。
奴隷制度が大嫌いなキングは奴隷たちに「この中で、お尋ね者のブリトル3兄弟を知っている者はいないかね?」と礼儀正しく接する。
ところが、その態度を不快に思った白人兄弟はキングに銃口を向けるも、キングは自慢の
拳銃で白い兄を瞬殺。キングの正体は凄腕の賞金稼ぎでした。
俺は3兄弟の顔を知っている…。
そう答えた奴隷の名はジャンゴ。
ここに運命的な、暴力的な引力によって繋がれた、ジャンゴとキングの白黒コンビの旅は幕を開ける。
ちなみに残された白い弟は連れていた、他の奴隷たちに死ぬほど可愛がられたとさ

ジャンゴの協力でブリトル3兄弟の居場所は早々にロックオンすることができた。
決戦の前夜、ジャンゴは
俺には最愛の妻がいたが、どっかのバカに買われて行方が分からない…。もう一度会いたい…。」とキングに身の上を語る。
キングとジャンゴは3兄弟をぶっ殺し、ついでに2人を猛追撃してきた近所の黒人嫌いの白人軍団を大爆殺する。
同時にキングはこの時、ジャンゴには優れた射撃能力があることに気づく。


その後、キングは
なぁ、ジャンゴ。二人で一緒に賞金稼ぎをしないか?そして稼いだ金で君の奥さんを買い戻そう!!」と泣かせる提案をする。
かくして、売り飛ばされたジャンゴの妻を取り戻すため、2人は雪山にこもって射撃の特訓と実戦を繰り返し、ジャンゴは見事に人殺しのスキルを開花させるのであった。


辛い冬は去り、金は調った、実力も申し分ないほどに整った。成すべきことを行う時はきた。

山を下り、立ち寄った奴隷市場でジャンゴの妻の売られ先の農場の情報を手にするも、そこは奴隷たちの間で最も恐れられている、黒人を人と思わないクズ、カルビン・キャンディが経営する地獄の農場であった…。