レッド・ティアーズ〜童貞と吸血美女と倉田先生〜


都内各地で猟奇殺人事件と失踪事件が続出していた。
事件を担当する童貞の野島刑事(石垣佑磨)は失踪者の一人と一緒に写っていた女性を探していた。
そこにナイスタイミングで近所のチンピラにからまれている沙代子が現れ、野島は正義感を爆裂させチンピラをブチのめし沙代子を救出する。

しかし、この沙代子こそが野島が探し求めていた人物(加藤夏希)であった。

この出会いで、お互いはフォール・イン・ラブしてしまう。その後二人は少年誌の読み切り漫画のような速度で親密になっていくが、それを良く思わない人物がいた。野島の上司の三島(倉田保昭)と沙代子の母親(山口果林)だった。

と、中盤まではこんな感じのサスペンスなムードが続くんですが、中盤からは一連の事件は無論、全てこの親子によるものなんですが、実は母親は血を糧に生き続けてきた吸血鬼であり、その娘は人間の父親との間に産まれたハーフ吸血鬼だったり、上司の三島は警視庁が極秘裏に組織した化物退治チームの隊長だったりと急速にチャイルディッシュ感度数がグングン急上昇して本当に少年誌の読み切り漫画のような展開になります

確かに幼稚な内容かもしれませんが、倉田先生を始めとするアクション・スタッフの方々の命を無駄削りしたキレとコシの入ったアクションはカッコいいし、加藤夏希ちゃんも所属事務所的にそれはNGなのでは? と思わせる超絶アクションを展開したり、「予算はないが、それでも日本はやれるんです!」という意気込みが聞こえてきそうな元気印な一本でした。


↑一見普通の親子だが、その正体は哀しき運命に苦悩するハーフ吸血鬼と破壊力満点な関節技で襲いかかる吸血ババア


↑吸血鬼に覚醒した途端にエロみが増す加藤夏希ちゃん。


↑そんじょそこらの汚職警官よりも100倍恐ろしい倉田先生演じる三島。


↑プップー!観よ!この超絶アクション!日本もやればできるんです