キャットピープル(1942年版)

『人間と人間』の恋愛映画に興味はないけど、『人間と怪物』の恋愛映画は大好き!
でね、今回観た映画は近所のリサイクルショップで280円(税込)で買えた『キャットピープル』(1942)のDVDす。

内容は「嫁の正体は猫人間でした。」という水木しげる先生風味なこの映画って1982年にリメイクされてんですよ。
僕は先にそっちを観てた訳です。82年版の猫人間役って映画に出る度に着ている衣類を脱ぎ散らかす偉大な女優ナスターシャ・キンスキーが演じたため純度の高いエロ映画になっちゃったんですよね。

42年版は優れたホラー映画です。
しかも、泣けるんだよ!結婚しても嫁がなかなか心を開いてくれないから、夫は理由を聞いたら「あたし、大好きな人にチューされたら黒豹にトランスフォームしちゃうの」って神妙な面持ちで語るも、夫は迷わずに精神科医に連絡します。
嫁は真実だと主張するも無視されウ〜ンウ〜ン悩むわ、精神科医の男は猫嫁に言い寄ってくるわ、夫は嫁のことでドンドン疲れ、同僚の女とイケナイ関係を持つわで、物語は哀しい結末へ急ハンドルを切ります。
もうね。理由は何であれ不倫はいけないよ!「チューしたら黒豹にトランスフォームするハイブリットなカッチョイイ嫁」よりも「普通の人間」を選ぶなんて…

キャット・ピープル [DVD]

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↑こちらが泣ける人外ホラー映画の42年版
キャット・ピープル [DVD]

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こちらが人外ホラー映画の皮をかぶったエロ映画の82年版

↑ジャジャ〜ン!!こちらは82年版の人から黒豹へトランスフォームする大迫力シーン!!おっぱいを観るべきか、特殊メイクを観るべきか、悩まされるシーンでもある。