リヴィッド-ハイブリッドな少女の家出-



とある静かな港町で、訪問介護のお仕事をしているリュシー。
彼女は大きな屋敷にたった一人、常に輸血をしながら深い眠りにつくババァにめぐり合う。
ババァはかつて有名なバレエの講師でした。しかし、リュシーはババァの過去よりも、屋敷のどこかに眠っているババァの財産の方に興味津々でした。








その夜、リュシーは近所のバカと一緒にババァの財産を略奪するため、屋敷内に潜入。
ところが金目の物は全く見つかりません。
そのかわり、彼女たちはバレエの衣装で身を包んだ、女の子アナを発見する。
突如として流れ出る、悲しげなメロディに連動してアナが、屋敷が、そしてババァが深い眠りから目覚める。

前半から中盤までは、こんな感じで物語は進行していくんですが、後半の展開がね……。
「一言で語るのは無理。」な謎のゾーンに突入。
謎がそこら中にゴロゴロしてて、頭の上に「?」がたくさん出てくる物語ではありますが、多くを語らないとこが、実は魅力的なこの物語(丸投げともとれるけど)。また幻想的な映像に油断していると、いきなり余念のない暴力描写が発生するのも特徴です。